春夏秋冬山便り-「日本山岳耐久レース(24時間以内)~「長谷川恒男CUP」」(2018年10月)

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日本山岳耐久レース(24時間以内)~「長谷川恒男CUP」

(一財)日本山岳スポーツ協会主催の山岳レースに登山者として参加してみました。

大会趣旨!引用
自然の中で自己の限界に挑戦し強い身体を鍛えていく、ヒマラヤでのファイナルアタックは昼夜にわたることもありここを目指すクライマーのトレーニングの登竜門として位置づけられ、世界的クライマー「長谷川恒男」氏の業績を讃え大会の象徴として氏のCUPを設けられました。

全国の山岳愛好家、山岳ランナーが集い奥多摩の自然の中で交流をはかり生涯スポーツ振興と自然保護の啓発と登山の発展の場にしたいとの大会趣旨です。
本年度26回は午前から真夏日となり、参加数2364名(エントリー2611名)・完走者数1577名(完走率66,7%)で過酷ではあります。全コース71.5kmを優勝者は男子7時間50分、女子9時間58分で走り抜けます。
このように日本のトレイルランナーの歴史を作ってきたレースで、登山者が鍛える場所、ヒマラヤを目指すなら24時間歩き通す力は必要との発想なので登山者のレース参加や挑戦は都岳連が主催のみならず大いにエントリーしてほしいものです。
2回の参加経験では24時間内の完走を目指し途中時間制限の関門があるとはいえ時速4km,10時間40km、20時間80kmの歩行で完走の単純計算も成り立ちます。

登山者から見たアドバンテージ

  1. 登山歴が長いほど奥多摩に限れば(三頭山、御前山、大岳山)の縦走ルート熟知の蓄積で夜半の走行に有利に働きます。全国から参加のランナーはルートマップでの初めての走行は不安要素が多いといえます。登山経験は大よその登り下りとルートの把握ができており完走の戦術が立て易く感じました。
  2. 3000m級登山ではピークまで高低差、登行時間が複数時間に及びます、奥多摩では長くて1時間ほどでピークを通過できるので登りはトレイルランナーと張り合える要素があり頑張る楽しさを感じました。
  3. 軽登山靴は可能ですがジャンルの違うラン用シューズ、20ℓ程度のザック、ウエアリング、ドリンク類、テーピング等の専用グッズでのチャレンジは給水ポイントまでの水3㍑を加えても重量5~6kgに抑えられ登山装備とは違った軽量感は嬉しくなります。
    登山者としての楽しみもあります、夜半選手間の間隔が空き左右を見渡すと静寂の夜陰の中に巨樹の続く道が続き、特に第一関門~第二関門間の笹尾根や風張峠あたりのあらためて巨樹の林立に驚かされ後々の紅葉や新緑を再度訪ねたくなるほどです。

元々、古の一般登山者や山岳会では体力錬成のための谷川岳~蓬峠、朝日岳、白毛門経由土合まで馬蹄形を寝ずに歩く「かもしか登山」形式がありハセツネCUPは登山者には違和感はないと言えます。ハセツネ本年度第26回の最終フィニッシュタイムは男子23:49、女子23:23でした。24時間以内の完走証とFinisherTシャツは魅力的ですが登山者なら制限時間を多少オーバーしても歩き通したことは本意だと大らかに考えてはいかがでしょう。
タイムトライヤルが主体の大会ですが登山家の冠をいただく大会には登山者はつきものだと言えます。エントリー資格は30kmトライヤルかクリック合戦ですが男女10代~70代まで巾広く公平にチャンスが与えられています、マラソンランナーがトレイルランナーとなるより逆に登山者がそうしたほうが登山力を活かせ若干有利と聞きトライした経緯があります。

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