春夏秋冬山便り-「上越糸魚川の権現岳、鉾ガ岳」(2018年5月~6月初旬)

  1. ホーム
  2. > 自救力アップ講座
  3. > 春夏秋冬・山便り
  4. > 春夏秋冬山便り-「上越糸魚川の権現岳、鉾ガ岳」(2018年5月~6月初旬)

上越糸魚川の権現岳、鉾ガ岳を紹介します。
後立山や火打連山の日本海側の山です、高度差と荒れていない植物群と手強い固定ロープが続く満足度の高い縦走が楽しめます。
日本海側の糸魚川、能生駅からマイカーか路線バス利用で棚口(ませぐち)温泉からの入山が便利です。麓から40分ほどでミニ谷川岳のようなアバランチシュートが発達した権現岳登山口に到着します。
この山は1986年棚口地区16棟全壊、11世帯36人を襲い13名の死傷者のでた棚口雪崩が知られ、以後の大規模な雪崩対策を推進する契機となりました、今も雪崩防止柵が設置されています。大規模な岩雪崩も麓を襲ったこともある山です。糸魚川ユネスコ世界ジオパーク登録の地域でもあります。
5月下旬に訪れた稜線の状況はまだ残雪があり6本アイゼンは必携です、権現岳の登りは雪解け後の滑りやすい急登とロープの登りが続きそのつど力技で乗り越します。低木樹林のルートとはいえ左右は切れ落ちているので要注意です。厳しい修験道のコースでもあります。
足元には雪国のため遅めのイワカガミ、イワウチワ、イワナシ、頭上にはタムシバ、オオカメノキなどが稜線へと向かっていて花好きの登山者も終日楽しめます。
権現岳からは最奥に鹿島槍、五竜岳、白馬岳の後立山連峰、火内岳、焼山、雨飾山も正面に見えるあまり見ない方向からのパノラマが待っています。
残雪の木の跳ねあげに注意して稜線をたどり避難小屋のある鉾ガ岳に到着、休憩の後馬蹄形を描くように溝尾登山口を目指します、とはいえ金冠山までの50mのロープをふくむアップダウンも要注意、15mmと太目のロープとはいえ長い急坂でグローブなど利用して強くグリップして下降します。
残雪のため谷筋の登山路が不明の場合があるので踏み跡を外さないように島道・溝尾分岐まで下り島道鉱泉を右に分けて溝尾登山口40分、バス停まで60分でゴールとなります。

権現岳は約100万年前の上昇したマグマが固まった山で、その熱で温泉がわき出ています。稜線のパノラマ、春の花、ロープの登り、温泉と盛り沢山で満足度が高い日帰りコースでした。

  • 入会お申込み
  • ヤマモリについて
  • 講演会のお知らせ
  • ネットショップ エマグストレージ
  • メールマガジン受付
  • jRO事務センター便り
  • JROチャンネル
  • JRO×ココヘリ
  • 山と自然のネットワークコンパス Compass

田中陽希と学ぶ jROの山岳遭難対策制度