心肺蘇生法

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山では、心臓発作や落雷、雪崩による埋没などで心肺停止状態になってしまうことがある。たとえば2006年7月、富士山を登山中の62歳のカナダ人 が標高3450m付近で突然倒れ、富士河口湖町内の病院に収容されたが心停止ですでに死亡していたという事故が起こっている。同年10月には、八ヶ岳の稲 子湯から本沢温泉に向かっていた71歳の登山者が倒れ、やはり心肺停止状態になって亡くなっている。

 

このように、病気やケガなどで意識を失い、なおかつ心臓や呼吸も止まってしまった場合、ただちに救助を要請すると同時に、すみやかに心肺蘇生法を処 置しなければならない(前述の富士山と八ヶ岳の事例で心肺蘇生法が処置されたかどうかは不明)。心肺蘇生法とは、人工呼吸と心臓マッサージを交互に行なう 応急手当てのこと。救助が到着するまでの間に心肺蘇生法を行なうことによって一命をとりとめた事例は数多く、緊急時には心肺蘇生法を行なうか行なわないか が生死の分かれ目になることもあるのだ。

 

心肺蘇生法を行なううえで大切なのは、慌てずに対処するということ。傷病者の様子をチェックしながら、「意識の確認→気道の確保→呼吸の確認→人工 呼吸→心臓マッサージ」の手順を確実に踏んでいこう。周囲に仲間や協力者がいるのなら、人工呼吸と心臓マッサージは分担して交互に行なってもかまわない。

 

心肺蘇生法は、正しいやり方をとらないと効果がないばかりか、かえって危険な状態を招くことにもなりかねない。2005年に心肺蘇生に関する国際ガ イドラインが改正されたことにより、心臓マッサージと人工呼吸の割合が15:2から30:2になるなど、現在は旧来のやり方とは多少異なる方法が指導され ている。万一のときに正しい心肺蘇生法をスムーズに行なえるようになるために、全国各地の医療関係機関や消防署などが開催している救命講習に参加すること をぜひおすすめしたい。

心肺蘇生法の流れ

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